ただし、「海外で成功するには英語が絶対に必要」と一括りにすることはできません。競技する国やチーム、通訳の有無、本人の役割によって必要な言語や使い方は異なります。
この記事では、選手の英語力を点数やランキングで評価するのではなく、実際の本人インタビューや公式情報をもとに、海外で活動する日本人選手が言葉とどう向き合ってきたのかを見ていきます。
海外で活躍するスポーツ選手に英語は必要?
結論からいうと、英語は海外で活動する選手にとってコミュニケーションの選択肢を広げる手段の一つです。
海外のクラブやリーグでは、監督やコーチ、チームメート、スタッフ、メディアなど、さまざまな人とのやり取りが発生します。
ただし、海外といっても英語圏だけではありません。現地の公用語が英語以外の場合もありますし、通訳がチームに帯同するケースもあります。そのため「英語ができなければ海外でプレーできない」と考えるのは適切ではありません。
一方で、自分の考えを直接伝えたり、相手の言葉をその場で理解したりできれば、コミュニケーションの方法は増えます。実際に海外で長くプレーしてきた日本人選手の発言からも、語学を競技生活や仕事の一部として考えている様子が見えてきます。
海外で活躍する日本人選手は英語とどう向き合っている?
ここからは、大谷翔平選手、吉田麻也選手、本田圭佑氏の事例を見ていきます。
3人を「誰が一番英語が上手か」という基準で比べるのではなく、それぞれが英語や外国語とどのような関わりを持っているのかに注目します。
大谷翔平と英語|ECCとの取り組み
大谷翔平選手は、2024年2月からECCのブランドアンバサダーを務めています。
ECCは2024年から大谷選手との共同プロジェクト「SHOW YOUR DREAMS」を開始しました。2026年も「ECC SHOW YOUR DREAMS 2026」として実施され、日本の小・中・高校生を対象に、アメリカでの海外留学・ホームステイを支援する取り組みが行われています。
大谷選手はECCのブランドアンバサダーとして、海外への挑戦や外国語学習を支援するプロジェクトに公式に関わっています。一方で、これは大谷選手自身の英語学習法を示すものではありません。
ECCとの取り組みから確認できるのは、大谷選手が外国語学習や海外への挑戦を支援するプロジェクトに公式に関わっている、という点です。
吉田麻也と英語|海外で自分の意見を伝えるために
吉田麻也選手は、長い海外キャリアの中で英語を身につけてきた選手の一人です。
朝日新聞のインタビューでは、英語を学んだことで仕事の幅が広がったことや、海外でチームメートに自分の考えを伝えられるようになったことについて語っています。
特に印象的なのは、単に「英語を話せること」を目標にするのではなく、海外で自分の意見を伝え、相手と関係を築くための手段として英語を捉えていることです。
FIFAのインタビューでも、吉田選手は2010年に欧州へ挑戦した当時を振り返り、「英語も話せない」ことなどを周囲から懸念材料として挙げられていたと語っています。その後、オランダ、イングランド、ドイツ、アメリカと活動の場を広げてきました。
吉田選手の事例を見ると、語学は競技そのものとは別の能力ですが、海外で仕事をする際のコミュニケーションを支える一つの武器になり得ることが分かります。
本田圭佑と英語学習|海外経験があっても学び続ける
本田圭佑氏も、海外で長く活動しながら英語学習を継続してきました。
プログリット公式インタビューによると、本田氏は2018年にオーストラリアのクラブへ移籍することになった時期から、プログリットでの英語学習を始めています。
それ以前にも海外生活の経験はありましたが、英語圏で暮らすことをきっかけに学習へ本格的に取り組んだと本人が説明しています。
その後も英語学習を継続しており、プログリットの2026年公開記事では、7年以上にわたって学習を続けていることが紹介されています。
ここから分かるのは、海外経験が長ければ自動的に英語学習が終わるわけではないということです。本田氏自身も、英語を使う場面で新しい課題を感じるたびに学習を続けていると語っています。
通訳がいても英語を学ぶ意味はある?
通訳は、選手が競技へ集中したり、正確な意思疎通を行ったりするうえで重要な存在です。そのため「通訳を使うのは良くない」「自分で話さなければならない」と考える必要はありません。
一方、自分で言葉を理解して話せるようになると、日常的な会話やちょっとした意思確認など、通訳を介さずコミュニケーションできる場面が増えます。
吉田麻也選手が海外で自分の意見を直接伝えることの重要性について語っているように、語学は単なる翻訳手段ではなく、自分の考えを自分の言葉で届けるための手段にもなります。
つまり、「通訳がいるから英語は不要」「英語ができなければ海外では成功できない」という二択ではありません。
必要なサポートを受けながら、自分でもコミュニケーションできる範囲を広げていく。選手によって、そのバランスは異なります。
スポーツ選手の英語学習から分かる「話す練習」の重要性
英語学習というと、単語や文法を覚えることを最初に思い浮かべる人も多いでしょう。
もちろん、単語・文法・リスニングなどのインプットは大切です。ただ、実際のコミュニケーションでは、知っている英語をその場で組み立てて声に出す必要があります。
吉田選手が海外で実際に英語を使いながらコミュニケーションしてきたこと、本田氏が長期間にわたりスピーキングを含む英語学習を続けていることを見ると、「知っている英語」と「実際に使える英語」の両方を意識することが一つのポイントになります。
これはスポーツ選手だけの話ではありません。
海外旅行やスポーツ観戦、仕事などで英語を使ってみたい場合も、読む・聞くだけではなく、実際に口を動かす時間を作ることが必要になります。
英語を話す練習を増やす方法
英語を声に出す方法は、一つではありません。
英語を話す練習の例
- 英文を声に出して読む「音読」
- 英語音声を追いかけて発音する「シャドーイング」
- 講師と実際に会話する「オンライン英会話」
- AIと会話する「AI英会話」
どの方法が合うかは、目的や生活スタイルによって変わります。
「まずは一人で練習したい」という人なら音読やシャドーイング、「人と会話する経験を増やしたい」という人ならオンライン英会話など、目的から選ぶと分かりやすくなります。
AI英会話なら自分のタイミングで会話練習を増やせる
最近では、AIを相手に英語を話す練習ができるサービスもあります。
決まった時間に講師と予約する方式とは異なり、スマートフォンなどを使って自分のタイミングで発話練習を繰り返せることが特徴です。
一方で、サービスごとに料金、機能、フィードバック方法、無料体験の条件などは異なります。AI英会話だからすべて同じというわけではありません。
AI英会話について詳しく知りたい方へ
AI英会話「Speak(スピーク)」については、料金・無料体験・特徴を整理した個別記事を公開予定です。
まとめ|英語は海外で活動するためのコミュニケーション手段の一つ
海外で活躍する日本人スポーツ選手にとって、英語を含む語学はチームメートやスタッフ、メディアなどとのコミュニケーションに関わります。
ただし、英語ができれば必ず成功するわけでも、英語ができなければ海外で活動できないわけでもありません。
大谷翔平選手とECCの取り組み、吉田麻也選手の海外経験、本田圭佑氏の継続的な英語学習を見ても、言葉との向き合い方はそれぞれ異なります。
スポーツをきっかけに「自分も英語を話してみたい」と感じたなら、まずは音読やシャドーイングなど、無理なく続けられる方法から声に出す時間を作ってみるのも一つの方法です。
今後、AI英会話「Speak(スピーク)」の料金・無料体験・特徴についても、別記事で詳しく整理します。


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